ガラモン考

長谷川です。本日はお約束通り、ウルトラ怪獣の「すごかが」的考察、題して「なぜガラモンはピグモンに似ているのか?」を、お送りします。

さて、ガラモン、近年の「ウルトラマンブレイザー」などを見るに、「ロボット怪獣」としてイメージが定着した感がりますが、そもそもガラモンは本当に「機械仕掛けの」ロボットなのでしょうか?

いや、違う!かつてTVチャンピオン、「悪役怪獣王選手権」で、ガラモンを演じたことのある、私には断言できる!ガラモンは生物だった!と。

そもそもロボットにまつげをつけたり、歯並びを悪くしたり、死ぬときにえろを吐く仕様にする理由がありましょうや?

いや、そもそも、侵略用に作ったロボットにしては…手が短い!…さて、「すごかが」的にはそんな疑問について考察すべく、原点である、「ウルトラQ」第13話「ガラダマ」にあたることにします。すると、着目してほしいのは、ここでの万城目さんの発言は「だとすると、モンスターは一種の“ロボット”ということになりますね」で、あり、これは文脈から見れば、明らかに、「自らの意志ではなく、何者かにコントロールされる存在」として言っているわけですね。

この“ロボット”という単語が独り歩きをしたためか、当時の怪獣図鑑のガラモンの内部図解はロボットとして描かれており、これが誤解を広める結果になったのではないか、と思うのです。そう、ガラモンは機械仕掛けの“ロボット”ではありません。おそらくは、もとになる、生物がおり、謎の遊星人「セミ人間」がビビビビと、当時の謎科学で巨大化、コントロール装置を埋め込んで使役させていた、生体改造怪獣だったのです!

その証拠として、続く16話、「ガラモンの逆襲」では、複数体のガラモンが登場していますが、個体差が著しい!設定身長の40mは、初代のものか、平均身長なのでしょうが、東京タワーを襲った個体などはゆうに100mは超えています!なるほど、元が生物なら、個体差はあって当然ですね。(もしかすると、これが成人したサイズで、ほかの個体が若いのかもしれません)

では、そのもとになった生物というのは一体?…もうお分かりですね、そう、ピグモン。ピグモンこそがガラモンのオリジナルだったのです!おそらくはもともとは、セミ人間の惑星にすむ、小型(ピグモンサイズ)の生物だったのでしょう。このピグモン、作中で見るところによると、知能が高く、また普段は温厚な性格で従順です。セミ人間が、侵略兵器に改造するにあたり、この知能の高さと従順な性格が必要だったのではないかと思われます。コントロールしやすさは兵器にとっては重要ですからね。さて、ピグモンが卵生か胎生か、までは推測のしようがありませんが、「ガラモンの逆襲」で大量にガラモンが死んだ際、その体内に子孫がいた個体がいたため、それが生き残り野生化した。それが地球のピグモンになったのだ、という説、であります。

                   ピグモンこそがガラモンのオリジナルだ

どうでしょうか?なかなか良くできていると自負しておりますが(笑)

さて、こうした怪獣についての考察も、ある程度数が集まったら、一冊、まとめてみるか(同人誌ででも)思っていたのですが、意外とアイディアが多くなく…(泣)もしなにか、「あの怪獣についての疑問が」という方がおりましたら、是非、質問ください。また考察してみます(笑)

では次回は26日頃に、更新します。また、よろしく!