訃報 山本弘さん

小説家・ゲームデザイナー、あるいは「と学会」会長、の山本弘さんの訃報が届きました。

実は、私は先日まで弘前におり、ネット環境と離れた生活していたため知ったのが昨日のことでした。

残念に思います。

山本弘さんとは交流が頻繁だったわけではないのですが、「こんなにヘンだぞ!『空想科学読本』」ではスタッフ総出でイラストに参加させていただきました。

また、「トンデモ本?違う、SFだ!」で、「クロノ・アイズ」を、

続編「トンデモ本?違う、SFだ!RETURNS」で「マップス」を、

「山本弘のハマリもの」で「大外伝」を取り上げていただき、

そして、2001年のSF大会では、「もっとすごい科学で守ります!」が星雲賞を受賞した年だったにもかかわらず、私が風邪でノックダウン、休んだ際、急遽、助っ人で登壇、場をわかせてくれた、と聞きおよびます。(残念ながら当然、私は見てはいませんが)

幸い、その時のネタは前出、「ハマリもの」の中で紹介されており、ウルトラ怪獣を「すごい科学」風に考察する、というもので、第一章 TVの裏を読め!内に「ぺギラのSF考証」「スはスぺシュウムのス」の2コーナーとして収録されております。

これがまた、「なるほど!」と、SFファンなら膝を打つ内容で、ネタバレになるのであまり詳しくは書けませんが、特に私は「バルタン星人の弱点はナメゴン」という説は、たいへん、好きでありました!(どうしてそうなるか、興味をお持ちの方は、本を探して読んでみてくださいね)

                幻の対決、バルタン星人VSナメゴン(手描き)

いや、実際、著作を読むとこの方の造詣の深さには驚くばかりで、私などあるいは1~2ジャンルなら(それこそ戦隊とか)もしかすると、互角にお話もできたかもしれませんが、こんなに多ジャンルはとても、無理!と、ずっと、舌を巻いておりました。

心よりご冥福をお祈りします。

さて、次回は来週のどこかで。↑そんな、「バルタン星人の弱点はナメゴン」に触発されて、思いついたものの全く発表する機会のないまま、現在に至る、怪獣ネタ「なぜガラモンとピグモンはあんなに似ているのか?」を公開する予定です。

またよろしく。